2013.12.31

「モヤモヤを彼にぶつけてしまう」第4回【小池龍之介の恋愛成就寺】お悩み23

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小池龍之介の恋愛成就寺

気鋭の僧侶でありベストセラー作家でもある小池龍之介さんが、悩める女性の悩みにお答えするコーナー「恋愛成就寺」。恋に振り回される女心を諭す的確すぎる回答は、腹落ち感をもたらした後、ボディブローのようにじわじわ効いてきます。

今回のお悩み「モヤモヤを彼にぶつけてしまう」

(とも 新潟県・27才・会社員)

彼にモヤモヤした気持ちを言わずにいられません。

内容は主に、結婚や同棲のことです。

彼が「寮を出る」と言いながら2年間行動に移さないこと、◯歳までに結婚したいという希望が叶わないことなど、言っても仕方ないことでも言わずにはいられません。

自己責任、我慢と言い聞かせて、自分で上手く乗り越えたいのですが苦しいです。もし彼が応えてくれたとしても、言わせたようで本心を疑ってしまい自分が嫌になり、それもモヤモヤします。

どのような心がけをしたら自分でモヤモヤを乗り越え、悪い縁を良い縁に変えていけますか?

第1回 第2回 第3回 第4回 第5回

小池住職からのお返事

「自分でうまく乗り越えたい」というのも自立した姿勢っぽいですよね?

何年間という言い方や何歳までとかいうような言い方から自分はきっちりと物事を考えていて、彼はきちっとしてない、いい加減だ、自分のほうがちゃんとしているという世界観を持っているような雰囲気は見受けられますね。

自分に対しても「自己責任」とか「我慢」とか「乗り越える」とか、女性が恋愛でなかなか使わない単語だと思うんですよね。

自己理解から始めること

左側からの小池龍之介
自分は自立した女性だという認識があるのでしょう。自己イメージと現実にとても落差があるような感じがしますね。

実際は甘えた赤ちゃんみたいな思考を持っているのに、そういう自分を見たくないので、「自己責任」とかそういう口当たりのいい言葉を使ってみる。本当は実践しているわけではないけれど、自己理解と現実の落差をきれいな言葉でごまかしているんです。

それをやめて、現実の自分は「自己責任」なんて全く理解していないんだっていうことを振り返ってみることが大事かもしれません。

きれいごとってこわいですね。

うん。きれいごとっていうのは、現実の自分を見えなくさせるから、とても恐ろしいものです。

「お金じゃなくて心だ」とか、「人は容姿だけじゃない」とかって言われたら、そうですね、って言わざるを得ない。

なんとなくわかったつもりになっちゃうんですよね。

どうしてなんでしょう?

きれいごとは自分の心を蝕む

右側からの小池龍之介
そう思っている自分を、なんとなく「ちゃんとしている」ような気にさせてくれる。あるいは世の中の95%ぐらいの人がそのメッセージに賛同し、受け入れてくれそうなので、マジョリティーの側に自分が立ったような気分を味わわせてくれるとか。そういう理由で人気があるんですけれどね。

幻覚剤みたいなものですかね?

そうですね。自分の心を蝕むという恐ろしい作用がある。自己認識が鈍くなっていくって言ったらいいですかね。


正座する小池龍之介

小池龍之介(こいけりゅうのすけ)
1978年生まれ、山口県出身。正現寺住職、月読寺住職。東京大学教養学部卒。
2003年、ウェブサイト家出空間 [iede cucan]を立ち上げる。
2003年から2007年まで、お寺とカフェの機能を兼ね備えた「iede cafe」を展開。
それ以後、修行を続けながら月読寺や新宿朝日カルチャーセンターなどで一般向けに坐禅指導をすることに専念。
著書に『考えない練習』(小学館)、『自分から自由になる沈黙入門』『もう、怒らない』(ともに幻冬舎)、
『超訳ブッダの言葉』『煩悩リセット稽古帖』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)など。
[書籍のご紹介]

恋愛成就寺



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