2013.11.12

「だらしなくなってしまった妻」第3回【小池龍之介の恋愛成就寺】お悩み21

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小池龍之介の恋愛成就寺

気鋭の僧侶でありベストセラー作家でもある小池龍之介さんが、悩める女性の悩みにお答えするコーナー「恋愛成就寺」。恋に振り回される女心を諭す的確すぎる回答は、腹落ち感をもたらした後、ボディブローのようにじわじわ効いてきます。

今回のお悩み「だらしなくなってしまった妻」

(N・M 大阪府・35才・接客)

妻に離婚を言い出そうかどうか、悩んでいます。

理由は、妻があまりにも変わってしまったからです。結婚当初の彼女はスレンダーな美人で、周りに「かわいい」「きれいな奥さんでうらやましい」などと言われ自慢の妻でしたが、専業主婦となったとたんに10キロ以上太り、身なりもだらしなく別人のようになってしまいました。

もちろん年を取れば、体型が変わってくるのは承知しています。

人間、容姿が全てではないなんて、理解しているつもりです。

ですが、自分の妻には人に自慢できるくらい美しくいてほしいと思ってしまうのです。

彼女の性格や考え方は今でも好きですが、今の彼女の姿は好きではありません。

「きちんとしてほしい、やせてほしい」と伝えたら、不機嫌になってしまい、それから一切話を聞いてくれません。

第1回 第2回 第3回

小池住職からのお返事

二人の関係性を改善するには、彼女が今やっていることを認めてあげればいいんですか?

いえ、だらしないのに「それでいいんだよ」とか言っても・・・本気で言ってもなかなか難しいかと思いますし、彼は本気で言わないと思いますし。

どうしたらいいんですかね?

おそらく、彼女のことを好きな気持ちより、元に戻ってほしい気持ちのほうが強すぎて、今の彼女を否定する言葉や、表情が多すぎると思うんですよ。

元に戻ってほしい気持ちは置いておく

左側からの小池龍之介
ですから、まずは元に戻ってほしい気持ちは置いておいて。
今の彼女とはあまり出かけたくないかもしれないけれど、一緒に旅行をするとか、彼から誘ってデートしてみたり、前みたいに祝ってあげたいほどかわいくないなーと思っても、誕生日や記念日をきちんと祝ってあげると良いと思います。

関係を改善する方法

二人の時間を持つことが大切なんですね?

ええ。なるべく一緒の時間を過ごして、愛し合っている二人ならこんなことをするだろう、という行動をたくさんしてみる。

そのような時間を共有することで、受容されているとか、愛されているっていう基礎的な信頼関係、安心感のようなものを彼女が持つようになってくると、自然に「少しくらいはきれいにしていたいな」という気分になってくると思います。

信頼関係を築くこと

右側からの小池龍之介
自分は愛されているんじゃなく、ただ道具みたいなものとして存在するという感覚は、気力が無くなり、何もかもがどうでもよくなってしまうほどにつらい。
ですから、君は道具じゃなく、一緒に生きて色々なことをするパートナーだよ、という感じで接してあげるといいと思います。

彼は、自分は立派だっていう感覚も強いんでしょうね。自信をつけるための道具を増やしていきたい、妻は自分に花を添えるためだけに生きているみたいな感じを持ってしまっている。

彼がその部分を、もう少し変えていってあげると、彼女も自然に変わりたくなると思います。


正座する小池龍之介

小池龍之介(こいけりゅうのすけ)
1978年生まれ、山口県出身。正現寺住職、月読寺住職。東京大学教養学部卒。
2003年、ウェブサイト家出空間 [iede cucan]を立ち上げる。
2003年から2007年まで、お寺とカフェの機能を兼ね備えた「iede cafe」を展開。
それ以後、修行を続けながら月読寺や新宿朝日カルチャーセンターなどで一般向けに坐禅指導をすることに専念。
著書に『考えない練習』(小学館)、『自分から自由になる沈黙入門』『もう、怒らない』(ともに幻冬舎)、
『超訳ブッダの言葉』『煩悩リセット稽古帖』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)など。
[書籍のご紹介]

恋愛成就寺



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