2013.07.02

「恋愛がつまらない・・・」第1回【小池龍之介の恋愛成就寺】お悩み15

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小池龍之介の恋愛成就寺

気鋭の僧侶でありベストセラー作家でもある小池龍之介さんが、悩める女性の悩みにお答えするコーナー「恋愛成就寺」。恋に振り回される女心を諭す的確すぎる回答は、腹落ち感をもたらした後、ボディブローのようにじわじわ効いてきます。

今回のお悩み「恋愛がつまらない・・・」

(S・I 32歳 東京都 会社員)

気になっていた人と付き合うようになったのですが、とにかく緊張するばかりで、楽しむなんて余裕はありません。
何度か食事をしましたが、慣れることもなく、いつも同じように緊張します。相手もおとなしい性格なので、本音でしゃべってくれているようには感じませんし、いつまでも心の壁を取り除くことができずにいます。
ひとりの生活に慣れ過ぎて、誰かと一緒にいても楽しめません。もともと、誰かと一緒にいるのが居心地悪いんです。
自分のようなタイプの人は、恋愛や結婚には向いていないのでしょうか?

第1回 第2回 第3回 第4回

小池住職からのお返事

自分も相手も落ち着かない関係

先日40代の男性から、ある意味似たような相談を受けました。

恋愛相談?

ちょっと違うのですが、そっちの相談のほうが本質がわかりやすいかもしれないので、その話を少しします。

その男性は「婚活をしなきゃ」っていう強迫観念にかられて、女性とお付き合いされるそうなんです。楽しく過ごそうといろいろ頑張ってみるんだけれども、結果としてなんだか疲れてしまう。

相手にもあまり好感を持たれないようで、関係が発展しないことが多い。友達にそのことを相談してみたら、「お前は優しすぎてつまらないんじゃないか」というふうに言われた、と。

優しすぎて相手に気を遣いすぎるということ?

ええ、ただ、実際は違いますね。優しすぎるんでもなんでもなくて、ただ無理をしているだけ。本当は嫌だと思いながら。

気持ちを偽って良い人ぶっていることが疲れの原因

右側からの小池龍之介

例えば、相手の話に無理やり合わせて、つまらないなーと思いながら、「うんうん、そうだよね、本当にそうだと思う」って言ってみたり、相手の好きな映画に対して、自分はそんなの全然好みじゃなくても、「それ楽しそうだね、一緒に行こうよ」とか言って、演技をし続けるわけですよね。

演技してるから楽しくない?

ご本人も「楽しくしようとしているのに、なぜかつまらない、疲れる」と自覚している。それは自分の気持ちを偽って、良い人ぶっていることが原因です。

相手からは「自分と話が合う人!」と見えないのでしょうか?

結果としてそれが相手に気に入られるかっていうとそうでもない。 「この人、本音でしゃべっていない。この人、無理して自分に合わせている」そういう感じが、伝わってしまうと、かえって圧迫感みたいなものを感じてしまいます。

「無理してまで自分に合わせてくれてるんだ、なんて優しい人!」とはならない?

なりません。無理してツラそうになっている相手といると、誰もが本能的に苦しくなるものです。たいてい演じてる本人は優しさと勘違いしたりしているんですけれど、全然それは優しさでもなんでもなくて、相手にもそういうふうには伝わらない。

イライラは相手にコピーされる

「ミラーニューロン」っていう言葉を聞いたことはありますか?最近ときどき耳にする機会があると思うんですけれど、これは相手の状態を鏡のようにコピーしてしまう神経細胞のことです。

目の前にいる人が裏では「本当はこんなこと言いたくないのになー」とか「ストレスがたまるなー」とか思ってイライラしているのに、良い人ぶって、偽善者として、無理にこちらに合わせたりして話しているわけです。

そうすると、相手はこれを鏡のように映して、無意識的にイライラしてくる。 イライラしている感じとか、落ち着かなさとかは圧迫感みたいになって、確実に相手にコピーされちゃう。

本人も気づかないうちに落ち着かなくなる

左側からの小池龍之介

相手はどういう気持ちなんでしょう?

相手も、落ち着かなくなって楽しめない。一見すると自分の好きなことをいくらでもしゃべれて、なんても聞いてくれて、表面的にはすごく話が噛み合っているように見えたりするし、相手も「趣味が同じだよねー」とか言ってくる。

でも、「なんか違う」と感じます。相手の中にある葛藤をコピーしてしまうわけです。すると、本人も気づかないうちに落ち着かなくなって、リラックスできない。 つまり、お互いがリラックスできてないでいるわけです。

正座する小池龍之介

小池龍之介(こいけりゅうのすけ)
1978年生まれ、山口県出身。正現寺住職、月読寺住職。東京大学教養学部卒。
2003年、ウェブサイト家出空間 [iede cucan]を立ち上げる。
2003年から2007年まで、お寺とカフェの機能を兼ね備えた「iede cafe」を展開。
それ以後、修行を続けながら月読寺や新宿朝日カルチャーセンターなどで一般向けに坐禅指導をすることに専念。
著書に『考えない練習』(小学館)、『自分から自由になる沈黙入門』『もう、怒らない』(ともに幻冬舎)、
『超訳ブッダの言葉』『煩悩リセット稽古帖』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)など。
[書籍のご紹介]

恋愛成就寺



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