2013.05.17

言葉のちから 第3回【恋愛科学】

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言葉のちから

「好き」「ありがとう」「うれしい」…
気持ちを伝えたり行動を促したり、コミュニケーションを取るのに言葉は必要不可欠です。
選ぶ言葉で伝わり方が違う? “言葉のちから”を味方にするには? などなど“言葉”にまつわる疑問を、語感・脳科学の観点から、感性アナリスト黒川伊保子さんに伺いました。

CASE STUDY
~こんなときどうするの?

大好きなあの人に自分の気持ちを伝えたい!

■ありがとう
前回まで語感のお話をしてきましたが、言葉はシチュエーションによっても伝わる意味合いが異なるもの。
相手にどのように伝わるかは、状況や人間によって変わるので、語感という観点だけで全てを語ることはできません。

例えば「好き」、「ありがとう」と伝えたいと思うのは、脳がそのテンションを感じているからなので、その気持ちをそのまま伝えたらいいでしょう。

話し言葉には「意味のライン」と「情緒のライン」があります。


ありがとう」の場合、「○○してくれてありがとう」というのは「意味のライン」です。
でも、例えば「お年玉をくれてありがとう」を伝えるときに、「もう23歳になって、社会人なのに、お小遣いをもらうなんて悪いなぁ・・・でも、ありがとう」と思うのなら、その気持ちまで伝えてみましょう。

そうすることで「情緒のライン」を開通させることができます。

(例)「香水をプレゼントしてくれてありがとう」
「私が前に好きだといってた香水を覚えていてくれてうれしい。ありがとう」

■好き

誰かのことを「好き」という気持ち、伝えたくなるのはわかります。でも、「好き」と言われても、相手は何をしていいかわかりません。「あなたが好き」と言われたらうれしいけれど「で?」という感じがしてしまいますよね?

ですから、「好きだからこうしたい」ということを、ちゃんと伝えたほうがいいと思います。本当の意味で「好き」を伝えたかったら、「あなたがいてくれてよかった」と、言ってあげてはいかがでしょうか。


(例)
「好きだから、お付き合いしたい」
「好きだから、落ち込んだときは慰めてほしい」
「好きだから、週に1回はあなたに会いたい」

「好き」を伝えるときには、だからどうしてほしい、という部分も含めて伝えてあげるといいでしょう。そのほうが、ただ「好き」と言われるよりも、ずっと印象に残ります。

私たちは言葉を持つ動物として生きて、通じる言葉を持つ者同士です。その人としか交わせなかった時間への感謝や、あなた自身がその相手にのみ感じた想いを、どんなに小さなことでもいいので伝えてあげることができたら素晴らしいのではないかと思います。

イラついたとき、落ち込んだときの対処法

ストレスを感じたら、私はシンプルに「けっ」と言います。

「かきくけこ」と「たちつてと」は、息を飛ばす音なので、滞っていた気持ちを外に出すのに効果的。「へっ」や「へのかっぱ」、「え談の言葉」もいいですね。

なんでもいいので、自分自身で定番を決めて、いち早く言いましょう。声に出すのが難しければ、心の中で思うだけでも構いません。

イラッとしたときは、短期記憶から中期記憶に移る前、1時間以内に言うことをおすすめします。もっとも長期記憶に移るのは夜、寝ている間です。ですから、就寝前、お風呂の中などで「へのかっぱ!へのかっぱ!へのかっぱ!」と、その日のイライラを発散させましょう。

イラついたとき、落ち込んだときの対処法

脳科学上のアドバイスですが、気合なんか入れないほうがいいですよ(笑)。リラックスしたときこそ、人は最大限の力を出せるので、気合なんて入れちゃダメです!

例えばプレゼンの前に気合を入れると、空気も読めなくなるし、人の顔も見られなくなります。人の心の中にぽんと飛び込んで、長く残るような言葉が浮かばなくなるのです。そういう言葉は、出そうと思って出てくるものではなく、長い関係性の中で落ちてくるものなのですから。

魅力的な言葉を話すためには、たとえ2000人の前でプレゼンするとしても、気合なんて入れないほうがいいんです。とにかくリラックスしましょう。

ただ、一人ではなく、誰かと連携するパフォーマンスの場合は、呼吸を合わせるために、一緒に気合を入れるのはいいですね。

えい、えい、おー!」とか、円陣を組んで「いくぞー!」って声を出すと、不思議とメンバーの呼吸が合うんです。呼吸を合わせるというのは、チームで何か行うときにはとても大事なことです。同じタイミングで声を出し、息を吐き出すことで、おそらくその瞬間、メンバーの脳のいろいろな部分が一瞬揃うので、気持ちが通じ合い、最高のパフォーマンスを行えるようになると思います。

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感性アナリスト
黒川伊保子(くろかわ いほこ)
1959年生まれ、栃木県出身。奈良女子大学理学部物理学科卒業。コンピューターメーカーでAI(人工知能)開発に携わり、脳とことばを研究。株)感性リサーチ代表取締役。
著書に『運がいいと言われる人の脳科学』『夫婦脳―夫心と妻心は、なぜこうも相容れないのか』『恋愛脳―男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか』(いずれも新潮文庫)など。
[書籍のご紹介]



【スマートフォンサイト】
★黒川先生が監修しているサイト「脳内スイッチ
【モバイルサイト】
★黒川先生が監修しているサイト「脳内スイッチ」(紹介ページへ)
【その他サイト】
★オフィシャルサイト http://www.ihoko.com/


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